父と母が離婚した。 原因は母の浮気。

私の家族は祖父と、父と、母と、兄と、妹と、私の5人家族。 父は学校の先生、母は薬剤師で生活には困ることなくわりと裕福な生活を送っていた。

母は教育熱心な人だった。
某有名大学を狙っていた私のために、母はわざわざ東京へ行き、有名な家庭教師を探してくれた。
東京とはかけ離れた県に住んでいる私は、その先生とはスカイプでやりとりしながら、勉強をすることになった。

その頃である。母に愛人が出来たのは。 母が家庭教師の先生とやりとりをするとか、仕事だからなどと言って、何度か東京へ足を運ぶようになった。 最初は家族の誰もが疑問に思わなかった。 しかし、その東京出張の回数が多くなった頃、 父はついに母に切り出した。

「東京に誰かいるのか?」
母は、相当悩んだようだが、もう決意は固まっていたらしい。

母の出した決断はこうだった。
「家族を捨て、東京で好きな人と暮らします。」

父は、裏切られたと怒り、私たちは泣くしか出来なかった。
みんな母を恨んだ。
家族というずっと変わらなく続いていくと思っていたものが、 ぼろぼろと崩れていくことが不思議でたまらなかった。

離婚後しばらくは、母に対し、どう接して良いか分からなかった。

ただ、私は、高校卒業後、東京で暮らすことになっていたので、母は何かと世話をしてくれた。
そんなとき母は、母の恋人と3人でご飯に行こうと私を誘った。
私の気持ちは非常に複雑だった。

だが、会ってみると、母の恋人は、とっても気さくですごく好感の持てる人物であった。
母がこの人を好きになった理由が分かる気がした。

そして、兄や妹も東京に遊びに来たりするうちに、私たち兄弟は母の恋人とすっかり家族のように仲良くなってしまった。

父は父で、地元で新しい恋人を見つけたようだ。

最初は離婚と聞いて、絶望的だった私。
しかし、それぞれの人生を明るく楽しく過ごしている父と母、そしてそれぞれの恋人を見ていると、振り回され、たくさん父と母の心配をした自分が、なんだか損をしているようで腹立たしいような気もするけど、なんとなくほほえましく、影からそっと応援したい気持ちになる。
ただ、娘の私に恋人とののろけ話や愚痴を言うのは少し遠慮していただきたいものである。笑